※当ブログでは20歳以上の方を対象に、適切な飲酒の楽しみ方を紹介しています。未成年者の飲酒は法律で禁止されています。
「クラフトビール」という言葉に、自由で個性的なイメージを抱く方も多いと思います。でも、その“個性”が時に強すぎて「ちょっと飲み疲れるな…」と感じた経験はありませんか?
そんな方にこそぜひ飲んでみてほしいのが、今回ご紹介する**「KONISHI ITAMI BEER ゴールド 2025」**です。
兵庫県伊丹市の老舗酒蔵・小西酒造が造るこのビールは、クラフトでありながら落ち着きと洗練を兼ね備えた、まさに“大人のクラフトビール”。
基本情報
- スタイル:
ジャパンスペシャリティエール - アルコール度数:
5.5% - 色合い:
淡いゴールド(ややにごりあり) - 特徴:
- すっきりクリーンな味わい
- 麦芽のやさしい甘みとほのかな酸味
- 和食との相性が抜群
- 醸造元:
小西酒造株式会社 - 所在地:
兵庫県伊丹市中央3丁目
見た目の美しさにまずうっとり

グラスに注いでまず感じるのは、美しいゴールドカラーと、きめ細かく上品な泡立ち。ややにごりを感じる見た目は無濾過ビールらしく、ナチュラルな印象を与えてくれます。
このビールを飲む前から「丁寧につくられているな」と感じさせる、そんな第一印象。明るい照明の下で見ると、金色の液体がキラキラと輝き、まるで高級白ワインのような存在感があります。
ふんわり優しい香りが心地よい
鼻を近づけると、ふんわりと広がるフルーティーな香り。青リンゴや白桃のような爽やかさがありつつ、どこか穏やかで落ち着いた雰囲気。
香りが強すぎないので、料理の香りを邪魔せず、食中酒としても安心して楽しめます。クラフトビールの中では「香り控えめ」な部類ですが、それが逆に品のよさを際立たせています。
まろやかでクリーンな飲み心地
一口飲んでみると、まず感じるのは「なめらかさ」。麦芽の優しい甘みと、ほんのり感じる酸味、そして控えめなホップの苦味が絶妙に調和しています。
派手な個性はないけれど、ひと口ごとにじんわりと美味しさが染みわたるタイプ。まるで和食のように、余計な主張をしないのに印象深い。そんな奥ゆかしいビールです。
和食との相性が抜群
このビールの魅力は、何といっても“和食との相性”にあります。
例えば…
- 鯛の塩焼き
- 湯豆腐
- 筍の土佐煮
といった、素材の味を大切にする料理と合わせると、ビールの繊細な旨みがじわっと引き立ちます。
逆に、脂っこい料理や濃い味の料理とは、やや物足りなく感じるかもしれませんが、それもこのビールの「上品さ」として受け止めたいところ。
歴史とモダンが調和した一本
小西酒造は1550年創業という、まさに歴史ある酒蔵。その長い歴史で培われた「発酵技術」をビール造りにも生かし、ITAMI BEERシリーズを展開しています。
KONISHI ITAMI BEER ゴールド 2025 は、ケルシュスタイルというドイツの伝統的な上面発酵ビールをベースに、日本の感性で仕上げられたもの。和の食卓にも合うよう計算された味わいが、本当に見事です。
KONISHI ITAMI BEER ゴールド 2025
項目 | 評価 | コメント |
見た目 | ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️(5.0) | 明るいゴールドの輝きと細かな泡が上品。見た目から「丁寧さ」が伝わる。 |
香り | ⭐️⭐️⭐️⭐️☆(4.0) | フルーティーでやわらかい香り。派手さはないが癒される。 |
味わい | ⭐️⭐️⭐️⭐️☆(4.5) | クリーンでやさしい甘み。飲み疲れせず、じっくり楽しめる味。 |
喉ごし | ⭐️⭐️⭐️⭐️☆(4.5) | 滑らかで後味もスッキリ。上品で丁寧な仕上がり。 |
総合評価 | ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️(5.0) | 派手さよりも「品」を感じる完成度。日常を豊かにしてくれる一本。 |
まとめ:クラフトビール初心者にも、お酒好きにも
個性を主張するクラフトビールが多い中で、KONISHI ITAMI BEER ゴールド 2025 は、あえて主張しすぎない「品の良さ」で勝負してきます。
だからこそ、クラフトビール初心者の方にもぜひ飲んでほしい。もちろん、普段からさまざまなビールを飲んでいる人にとっても、「こんなクラフトもいいな」と思わせてくれるはず。
週末の夕食に、少し特別な一本として。あるいは、贈り物や手土産としても喜ばれるでしょう。
※未成年者の飲酒は法律で禁止されています。お酒は20歳になってから、適量を守って楽しみましょう。
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