※当ブログでは20歳以上の方を対象に、適切な飲酒の楽しみ方を紹介しています。未成年者の飲酒は法律で禁止されています。
「黒ビールといえばギネス」——クラフトビールが広まる前から世界中で愛されてきたアイリッシュスタウトの代名詞とも言える存在、それが**GUINNESS DRAUGHT(ギネス ドラフト)**です。
今回は、改めてその魅力を味わってみようと思い、缶タイプのギネスを自宅でじっくりと楽しんでみました。実際に飲んでみると、「これが世界で愛される理由か…」と納得せざるを得ない、深みとまろやかさが共存した完成度の高い一杯でした。
基本情報:GUINNESS DRAUGHT(ギネス ドラフト)
- スタイル:
スタウト - アルコール度数:
4.5% - 色合い:
深いダークブラウン(ほぼ黒)/クリーミーな泡とのコントラストが美しい - 特徴:
・滑らかな口当たりとクリーミーな泡
・焙煎モルトによるコーヒーやチョコを思わせる香ばしい香り
・ほろ苦くコクがありながらも、飲みやすさに優れる
・食中酒・デザートビールとしても万能 - 醸造元:
Guinness(ギネス) - 所在地:
アイルランド・ダブリン(St. James’s Gate Brewery)
グラスに注いだ瞬間から魅せてくれる演出

まず注いだ瞬間に驚くのが、ギネス特有のクリーミーな泡立ち。缶に内蔵された“フローティング・ウィジェット”のおかげで、まるでパブでサーブされる生ビールのような泡が立ちのぼります。
最初は細かい泡がグラスの中を流れるように上がっていき、徐々にグラス上部に分厚い泡の層が完成。見ているだけでテンションが上がる美しいビジュアルです。
色は真っ黒に近い深いブラウン。光にかざすと、縁にほんのりと赤みを帯びた色が覗くのも魅力の一つです。
香ばしさとやさしさが共存する香り
鼻を近づけると、まず感じるのが焙煎したモルトの香り。コーヒーやビターチョコを思わせる香ばしさが立ち上がります。
その中にもどこか甘やかで、穏やかな印象もあり、スタウトビールにありがちな強烈なクセは感じません。むしろ、じんわりと落ち着くような“包み込まれる香り”といった印象です。
飲み口はまろやか、でもしっかりと苦味が効いている
口に含むと、まず驚くのがクリーミーな舌触り。泡のキメ細かさが口の中で心地よく広がり、滑らかな口当たりを生み出しています。
味わいは決して重たすぎず、ローストモルトのコクとほろ苦さがバランス良く広がります。アルコール度数が4.5%と控えめなこともあり、スタウトなのに非常に飲みやすいのもポイント。
飲み進めるほどに、じんわりとした旨みとビターな余韻が心地よく残ります。ガツンと来るインパクトというよりも、じっくり付き合いたくなる繊細な味わいが魅力です。
料理との相性:意外と万能。甘いものにも合う!
ギネスといえばアイリッシュシチューやソーセージと合わせるイメージですが、実際には意外なほど食中酒として万能です。
特におすすめしたいのは以下のようなペアリング:
- ビーフシチューやグリルした赤身肉
- チョコレートケーキやティラミスなどのデザート
- ナッツやチーズなどの軽いつまみ
特にチョコ系のスイーツとは相性抜群。デザートタイムにもぴったりなビールです。
ギネスを自宅で楽しむコツ
缶で飲む場合はぜひパイントグラスに注いで、その泡の立ち上がりから楽しむのがおすすめです。また、注ぐ際には一気に注ぐことで、ギネス特有の美しい“サージ(波)”が楽しめます。
冷やしすぎると香りが立ちにくくなるので、冷蔵庫から出して数分置いてから注ぐとちょうど良い温度になります。
星評価:まろやかさが際立つ世界的黒ビールの名作
項目 | 評価 | コメント |
見た目 | ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️(5.0) | 黒ビールらしい漆黒のボディに、クリーミーな泡が完璧。演出含めて美しい。 |
香り | ⭐️⭐️⭐️⭐️☆(4.5) | ロースト感と甘やかさがバランス良く立つ。やさしい香ばしさ。 |
味わい | ⭐️⭐️⭐️⭐️☆(4.5) | ほろ苦さと旨みが共存し、重すぎない口当たり。飲みやすさも魅力。 |
喉ごし | ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️(5.0) | 滑らかでまろやか、泡まで含めて心地よいフィニッシュ。 |
総合評価 | ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️(5.0) | 世界中で愛されるのも納得の完成度。黒ビールの入門にも最適な一本。 |
総評:初心者にもベテランにも愛される、完成された黒ビール
GUINNESS DRAUGHTは、「黒ビールって重たそう」と敬遠していた人にこそぜひ試してほしい一本です。
重厚さを感じさせつつ、まろやかで飲みやすく、料理との相性も抜群。クラフトビールファンにももちろんおすすめですが、普段ビールをあまり飲まない人の“ビールの印象”を変えてくれる存在にもなり得ます。
一人でしっとり飲む夜に、または仲間との語らいに。あらゆるシーンで寄り添ってくれる、そんな懐の深さを感じるビールでした。
※未成年者の飲酒は法律で禁止されています。お酒は20歳になってから、適量を守って楽しみましょう。
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