【アサヒ ザ・ビタリスト】爽快感と旨みが共存する“攻めのラガー”を飲んでみた

アサヒビール株式会社


※当ブログでは20歳以上の方を対象に、適切な飲酒の楽しみ方を紹介しています。未成年者の飲酒は法律で禁止されています。

最近クラフトビール界でも注目されつつある“ハーバル&ボタニカル”系の流れを、大手ビールメーカーがどう取り込むか——そのひとつの答えが、今回ご紹介する「アサヒ ザ・ビタリスト」かもしれません。

アサヒビールが2024年に発売したこの「ザ・ビタリスト」は、「爽快な飲みごたえ」をコンセプトにした“スパイスド・ラガー”。さっそく飲んでみると、確かにただのラガーではない、一歩踏み込んだ奥行きがありました。

【基本情報】

  • スタイル
    スパイスド・ラガー(ハーバルラガー)
  • アルコール度数
    6.0%
  • 色合い
    透き通る淡いゴールド
  • 特徴
     ・レモングラス、ジンジャーなどのハーブ由来の香味
     ・爽快な飲み心地とキレのある苦味
     ・香りと余韻が心地よく残るスパイス感
  • 醸造元
    アサヒビール株式会社
  • 所在地
    東京都墨田区吾妻橋1-23-1(本社)

見た目:透き通る黄金色で、清涼感あり

グラスに注いだ瞬間、「これは爽やかそうだな」と感じるほど、クリアなゴールド。泡立ちはきめ細かく、立ち上る泡は白く美しい。ラガーらしい軽快な見た目でありながら、どこか凛とした佇まいがあります。

香り:ハーブとシトラスのニュアンスが軽やかに香る

香りを確かめると、まず感じられるのはレモングラスのような柑橘系の清涼感。その奥には、微かにジンジャーやボタニカル系の香りも漂います。まるでハーブティーを思わせるような軽やかな香りで、「あ、これ面白いな」と感じるポイント。

一般的なラガーにあるモルト主体の香りよりも、フレーバーの個性が立っており、クラフトファンにも響くアロマ設計です。

味わい:爽快でドライ、だけど旨みがある

ひと口目の印象は「すっきり、でも薄くない」。キレのあるラガーとしての飲み心地を保ちつつ、口の中に広がるスパイス感と苦味の余韻がしっかりしていて、物足りなさがありません。

特筆すべきは、スパイスとホップのバランス。レモングラスやジンジャー由来と思われる清涼感があり、後味にピリリとした刺激とほのかな苦味が追いかけてきます。これは「もうひと口…」とついつい進んでしまう味わい。

アルコール度数は5.5%。それなりにしっかりしているのに、重たさは感じず、非常に飲みやすいのも魅力です。

ペアリング:脂っこい料理やアジア料理と好相性

このスパイシー&爽快な特徴は、味の濃い料理や脂のある料理と合わせると真価を発揮します。特におすすめなのは以下のようなメニュー:

  • ガパオライスやタイ風焼きそば
  • ジンギスカンや焼肉
  • 鶏のからあげ+レモン
  • フライドポテト(チリソルトやスパイス系の味付け)

ハーブの香りが料理の脂を流しつつ、ビールの味わいも負けないバランス。普通のピルスナーでは物足りないときにぴったりです。

総評:大手が出した「ちょっと攻めたラガー」

「ザ・ビタリスト」は、アサヒらしい飲みやすさを保ちつつも、確かに“冒険してる”感じのある一本でした。ラガーといえば無難でつまらない、と思っているクラフトビールファンにも試してみてほしい一杯。

これまでの「スーパードライ」とはまったく別路線で、個性を感じられる味に仕上がっています。

普段ビールをあまり飲まない人でも、「軽めのIPAが好き」「ハーブ系が好き」という人にはハマるかもしれません。

【星評価】スパイス香る“癒し系ラガー”の実力は?

項目評価コメント
見た目⭐️⭐️⭐️⭐️☆(4.0)透き通った黄金色が美しく、泡立ちも上品で整っている印象。ラガーらしい軽快な見た目。
香り⭐️⭐️⭐️⭐️☆(4.5)レモングラスやボタニカルの香りがふわりと立ち、爽やか。ユニークで印象に残る。
味わい⭐️⭐️⭐️⭐️☆(4.5)爽快感のあるキレとスパイスの余韻がバランス良く、旨みもある。飲みごたえあり。
喉ごし⭐️⭐️⭐️⭐️☆(4.0)スッとキレるのに、少し余韻が残る喉越し。食中酒としても優秀。
総合評価⭐️⭐️⭐️⭐️☆(4.5)大手ながらも個性ある挑戦的な味わいで、クラフトビール好きにも刺さる一杯。

最後にひとこと:

アサヒの新提案、「ザ・ビタリスト」は、“ただのラガー”を超えた爽快な飲みごたえを実現した一杯でした。普段の食卓にも、ちょっとスパイスの効いた晩酌にもおすすめです!


※未成年者の飲酒は法律で禁止されています。お酒は20歳になってから、適量を守って楽しみましょう。

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